C型肝炎とは
肝臓が肝炎ウイルスに感染すると肝炎になります。肝炎ウイルスには、A・B・C・D・E型があり、このうち、C型肝炎ウイルス(HCV)に感染したことで発症するのがC型肝炎です。
C型肝炎は日本の慢性肝炎の内、約70%を占め、無症状の人を含めるとHCV感染者は150万〜200万人いると推測されています。
肝炎ウイルスに感染してもほとんど自覚症状が無い状態で、約70%は慢性肝炎へと進みます。慢性肝炎のまま治療をせず炎症が続くと、約30年で「肝硬変」に、約40年で「肝ガン」に進行することがある病気です。
健康診断でひっかかる
会社員で毎年、健康診断を受けるのだが、そこでひっかかった。
この時、新卒で2年目で24歳でした。
こんな歳なのですが、学生の頃から健康診断で尿淡白でひっかかったりしていたので、特に気にしていませんでした。
しかし、今回ひっかかった項目は尿淡白ではなく、ALT(GPT)、AST(GOT)という項目でした。
よく分からなかったのですが、どうやら肝臓に関する数値とのこと。
たしかに飲み会もあったり、家でもビールやチューハイを飲んだり、飲酒が習慣化していたということもあり、「少し飲みすぎたかな」と思っていた。
健康診断の一次検査にひっかかったため、二次検査の精密検査を受けることになった。
C型肝炎が発覚した
精密検査の際、血液検査をした結果、問診でウィルス性肝炎の疑いがあると言われました。
ウィルス性肝炎とは、B型肝炎やC型肝炎のことです。
陽性か陰性が出る検査をするとのことで、検査したところ、結果は陽性でした。
C型肝炎でした。
実は、母親がC型肝炎で、名前も症状もなんとなくわかってはいましたが、まさか自分がなっているとは思いませんでした。
お医者さんに聞くところ、C型肝炎は感染力は弱く他者から感染るということはあまりないそう。
C型肝炎の原因としては以下のことが考えられるとのこと。
C型肝炎が発見される前の輸血や注射針の使い回しによるもの
C型肝炎ウイルス感染者の使用した歯ブラシやカミソリを共有した
C型肝炎ウィルス感染者との性行為
C型肝炎ウィルスに感染している母親から生まれた子供
心当たりがあるのは、やはり母親からの母子感染であった。
しかし、お医者さんも言っていたが、感染力が弱いため、母子感染は少ないとのこと。
低い可能性を引いてしまった自分の運の強さを恨みました。
自覚症状がない
ここで考えた、仮に母子感染だとしたら、自分は24年もC型肝炎だったということになる。24年も感染していながら、痛みも何もありませんでした。肝臓が沈黙の臓器と言われるように、何も自覚症状が無いまま、ウイルスにより肝臓がダメージを受けていたのだ。
自覚症状が無いことが怖い。中には、倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐などの症状が出る方もいるようだが、80%以上が私のように無症状とのこと。
C型肝炎の治療が始まった
さっそくC型肝炎の治療が始まった。
以前は、注射で打った治療が一般的であったが、今では飲み薬で治すことができるとのこと。
私も飲み薬を飲んで治療をすることになりました。
飲んだ薬は、ハーボニーという薬で、1日1錠、3ヶ月飲み続けました。
聞いてビックリ!1錠8万円!!
8万円×90錠=720万円
そんなお金あるはずがありません。
医療費助成制度
1錠8万円もする薬を買うことなんて出来ません。
その為に、「医療費助成制度」という制度を利用しました。
医療費助成制度とは、C型肝炎に対するインターフェロンフリー治療やインターフェロン治療を受ける方に対して、医療費の公的な助成をする制度のこと。
助成額
インターフェロンフリー治療やインターフェロン治療にかかる薬剤費、診察費、入院費などの自己負担の上限を、月額1万円(または2万円)とし、残りの費用を国と自治体(都道府県)が負担します。
私もこの制度を利用し、経済面を気にすることなく、安心して治療が出来ました。
C型肝炎は治ります
毎日欠かさず薬を飲み続けること3ヶ月、病院へ行って検査を受けたところ、ALT(GPT)、AST(GOT)の数値が正常に戻っていました。
C型肝炎が完治しました
私がやったことは、毎日薬を飲んだだけで後は変わらない日常を送っていました。
自分が幼い頃、母親が毎週のように病院へ行き治療をしていたことを知っていた為、なかなか治らない、一生付き合っていく病気だと思っていたので、あまりの簡単さに驚きつつ、医療の進歩に感動しました。
たまにCMでも見かけましたが、C型肝炎は治ります。治る時代になりました。
1年に1度は検査を受けましょう
先にも述べましたが、C型肝炎は自覚症状が無い為、気づきにくい病気です。
私はたまたま健康診断でひっかかった為、結果的にC型肝炎だということが発覚し、治療することが出来ました。
私のように健康診断が会社で義務付けられている方は、定期健康診断があると思いますが、自営業、フリーランスの方はご自分で検査を受けないといけませんよね。
どこも悪くなくとも、自分は大丈夫とは思わず、少なくとも1年に1度は検査を受るようにしてください。
早期の発見が早期の治療、今後の健康につながります。
最後に、皆さんの健康とご多幸をお祈りします。
コメント
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